有料テーマ

WordPressのテーマは構造化データに対応しているものを選ぼう!

WordPressのテーマを探し中の方へ。このサイトではWordPressのテーマを選ぶときのポイントをいろいろ紹介しています。

今回 紹介するポイントは"構造化データ"です!WordPressのテーマを選ぶときは構造化データに対応しているものを選ぶといいですよ!

構造化データとは?

構造化データとはウェブページに「ページの内容や詳細な情報(ページに関するありとあらゆる情報)」を隠し情報(メタ情報)として付与する技術のことです。

構造化データを使えば ページの内容をGoogle(検索エンジン)により多く、より詳しく、より正確に伝えることができます。

メタ情報とは?

メタ情報とはウェブページにおける隠し情報のことです。ウェブページは文字や画像のように画面に表示されるデータと画面に表示されないデータで構成されています。画面に表示されないデータは人間ではなく検索エンジンのような機械が読むために設置されておりメタ情報と呼ばれます。

メタ情報=検索エンジンのような機械に向けられた隠し情報

構造化データが登場する以前も似たような技術はあることにはあったんですが(「タイトル」や「メタディスクリプション」)、WEB技術が発達してより多くの情報を処理できるようになった今ではそれだけでは役不足になってきました。

そこで登場したのが構造化データです。構造化データが登場したことで私たちはこれまで以上にたくさんの情報を検索エンジンに送ることが可能になりました。

構造化データでできること その1ページの種類を宣言できるようになった!

構造化データの登場でできるようになったことを紹介します。

まずはそのページの内容がどんな種類かを宣言できるようになりました!ウェブページはある程度 内容の予測ができることから、あらかじめその内容に沿った規格が30個ほど用意されています。それらの規格の中からどれかを選ぶことでページの内容を宣言することができます。主な構造化データの規格に次のようなものがあります。

主な構造化データの規格

  • 記事
  • よくある質問
  • 画像メタデータ
  • プロダクト
  • プロフィールページ
  • 口コミ
  • ローカルビジネス

例えば自己紹介のページに"プロフィールページ"という構造化データを付与すればGoogleにそのページが自己紹介ページであることを宣言できます。

これらは1ページに1個というわけではなく、1ページに複数の種類を置くことができます。

構造化データでできること その2たくさんの情報をまとめることができる!

構造化データを使えばたくさんの情報を送ることができます!

例えば一枚のページに次のような情報を付与することができます。「このページは〜〜についてのページだよ」「タイトルは〜〜で、要約は〜〜」「このページは〜〜という人物が書いてるよ。自己紹介は〜〜。肩書きは〜〜。SNSのアカウントは〜〜。」、「このページは〜月〜日に公開して〜月〜日に更新したよ。」、「サムネイル画像はこれ」。

よく使われるものだけでもこれだけあります。タイトルと要約しか伝えられなかった頃と比べると扱える情報が大幅に増えたのがお分かりいただけると思います。

付与することができる主な情報

  • 記事のタイトル
  • 記事の要約
  • 記事の公開日
  • 記事の最新更新日
  • サムネイル画像の情報
  • 著者情報(著者の名前、役職、著者のURL など)
  • サイトの情報(サイトのタイトル、サイトのURL、サイトの説明 など)
  • 運営組織の情報(運営組織の名前、設立者の名前、ロゴ、組織のURL など)

構造化データを使うメリット

構造化データを使うとどんないいことがあるのかを紹介します。

構造化データを使うメリット その1:検索結果に目立つデザインで表示される!

全ての構造化データのうちの何個かはGoogleに特別な構造化データとして指定されています。どんういうことかというと これらの構造化データを使った場合、Googleの検索結果画面【通称:SERPs(Search Engine Result Pages)】に目立つデザインとして表示されるんです!これらの目立つデザインのことを"リッチリザルト"と呼びます。

特別な構造化データを使うと...→SERPsでリッチリザルトとして表示される!

例えば、一番わかりやすいところでいうと階層です。カテゴリー名などそのページがどこに位置しているかが表示されるこの部分は"パンくずリスト"という特別な構造化データを使うことで表示されています。

また、"クチコミ抜粋"という特別な構造化データを使うとこのように星マークのリッチリザルトとして表示されます。

このようにリッチリザルトとして表示されるサイトと何もしていないサイトが同じ検索結果画面にあったらリッチリザルトのサイトが目立ちますよね。おのずとクリック率が上がることが期待できます。リッチリザルトとして表示されたら得ということです!

構造化データを導入するメリットのほとんどがこれといっても過言ではないでしょう!

他にどんなリッチリザルトがあるのかは以下のリンクを参照ください。

参考リッチリザルト対応の構造化データ一覧(Google公式)

構造化データを使えば必ずリッチリザルトで表示されるわけではありません。

構造化データを使うメリット その2:検索結果の齟齬が減る!

自分のサイトがGoogleの検索結果に掲載されるとき、今まではこちらが意図せぬ情報の拾われ方をされたりしていました。例えば、サイト名やパンくずリスト名がこちらの意図したもではないときがあったんです。これは十分な情報をGoogleに送れていなかったのが原因です。構造化データを使えば詳細な情報をたくさん送ることができます(「たくさんの情報をまとめることができる!」の部分参照)。よってこちらの意図が検索結果に反映されやすくなります。


以上、構造化データとは何かについての説明でした。

WordPressのテーマは構造化データに対応しているものを選ぼう!

そんなすばらしい構造化データ。いざ導入するとなったらちょっと面倒です。WordPress本体に構造化データを出力する機能が搭載されていたらいいのですが残念ながらWordPress本体には構造化データを出力する機能はありません。なので自分たちで手配するしかないです。構造化データを出力する方法としては「手作業でコードをペーストする方法」や「プラグインを使う方法」などいろいろあります。

しかし、いちばん現実的で手軽な方法は構造化データに対応しているテーマを使うことでしょう。最近のWordPressテーマは優秀で構造化データの機能を搭載しているものが多いです。そういうテーマを選んでおけば楽に構造化データを導入することができますよ!

僕が構造化データの機能を見る際は次のポイントに注目します。

必須"記事(Article)"、"パンくずリスト(BreadcrumbList)"に対応しているものを選ぼう!

まず最低条件として"記事(Article)"と"パンくずリスト(BreadcrumbList)"という構造化データに対応しているものを選びましょう(リッチリザルト対象の構造化データ)。この2つはブログ運営に必須の構造化データだからです。

推奨:その他、リッチリザルト対象の構造化データに対応しているものを選ぼう!

その他のリッチリザルト対象の構造化データにも対応しているとすばらしいです。ブログを運営する上で役に立ちそうなものを挙げるとすると"プロダクト(Product)"、"プロフィール ページ(ProfilePage)"、"Q&A(QAPage)"、"クチコミ抜粋(Review)"、"組織(Organization)"あたりでしょうか。この辺の構造化データに対応していると喜んでいいです。

推奨: "WebSite"構造化データに対応しているものを選ぼう!

"WebSite"という構造化データがあります。これはリッチリザルトに対応していない普通の構造化データですが、サイト名を指定するときに参照されたりするので あるとうれしい構造化データです。

構造化データに対応したおすすめのWordPressテーマ

構造化データに対応したテーマでおすすめのものを紹介します。これらのテーマは上で紹介した最低条件をクリアしています。あとは好みの問題です。

SWELLAFFINGERSANGO
"Article"、"BreadcrumbList"対応!対応!対応!
その他リッチリザルトOrganization(組織)、QAPage(Q&A)、Product(プロダクト)QAPage(Q&A)、ProfilePage(ProfilePage)QAPage(Q&A)、Review(クチコミ抜粋)
 "WebSite"対応!対応!対応!

SWELL(スウェル)

SWELLの特徴は"Product(プロダクト)"に対応していることです。検索結果の下に商品の長所や短所を出すことができます。

SWELLの構造化データ機能紹介

AFFINGER6(アフィンガー6)

AFFINGER6の特徴は出力される内容の濃さです。一つの構造化データにこれでもかというくらい情報が出力されます。

AFFINGERの構造化データ機能紹介

SANGO(サンゴ)

SANGOの特徴は"Review(クチコミ抜粋)"に対応していることです。検索結果の下に星マーク()やレビューした人の名前を出すことができます。

SANGOの構造化データ機能紹介

-有料テーマ
-