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SEO対策でよく聞く「構造化データ」とは?初心者向けにざっくり解説!

SEOについて調べていると「構造化データ」という言葉をよく耳にすると思います。でも「構造化データ」のことをよく知らないという人がほとんどではないでしょうか?

そこで今回は「構造化データ」とは何か?について説明します。「構造化データ」のことをまだ知らない人はぜひ参考にしてください。

「構造化データ」は次世代のメタ情報!

普段私たちが目にするウェブページ。コードに戻して見てみるとそこには人間向けに書かれた情報の他に機械に向けられた情報もあることがわかります。これらの情報はメタ情報と呼ばれ、我々の目の見えないところで役に立っています。

メタ情報の代表といえば「タイトルタグ」や「メタディスクリプション」です。これらのメタ情報(検索結果画面のタイトルと説明部分に反映される)は長年、重要な役割を果たしてきました。

時代は進みウェブ技術が発達。これまで以上に情報をたくさんやり取りできるようになり新しいメタ情報が登場しました。それが「構造化データ(structured data)」です。

構造化データとはいわば「次世代のメタ情報」といえます!

なぜメタ情報が必要?

なぜメタ情報が必要かというと、Googleの手間を省くためです。Googleは検索結果画面に表示するための情報を我々のウェブページから抜き出さないといけませんが、いちいページの中に入っていって情報を探すのは面倒だと思っています。そこで前もって我々にメタ情報を置いおかせることでGoogleは情報を探す手間を省いています。

「構造化データ」の特徴

「構造化データ」はどんなものか見ていきましょう。

「構造化データ」はこれまでのメタ情報の完全な上位互換といえます。「ページの情報をできる限りメタ情報化してしまいましょう」という試みです!

ページの種類を宣言できるようになった!

まず「構造化データ」のすごいところは、ページの種類を宣言できるようになったところです!今まではどのページもただの一枚のウェブページでしかありませんでした。それがページの種類を宣言できるようになったのです!

「構造化データ」を作った偉い人はある時、気づきました!「ウェブページの種類ってある程度分類できるんじゃない?」と。そこで偉い人はウェブページの種類を分類。そしてウェブページの種類は100以上の種類に分類できることがわかりました。我々はこの中からどれか選ぶことでそのページの種類を宣言できるようになったのです。

例えば、自己紹介を書いたページに"ProfilePage"というメタ情報を記述することで「これはプロフィールページです!」と宣言できます。商品を販売するページには"Product"というメタ情報を記述することで「これは商品を販売しているページです!」と宣言することができるのです!

ページの種類種類
自己紹介のページProfilePage
自社製品を紹介するページProduct
何かをレビューするページReview
イベントを告知するページEvent
お店のHPLocalBusiness

「構造化データ」の種類は100以上ありますが ブロガーが使うものはせいぜい5個程度なので安心してください。

これまで以上に多くのデータをメタ情報化することができるようになった!

「構造化データ」の登場によりこれまで以上に多くのデータをメタ情報化することができるようになりました。

今までは記事の「タイトル」と「要約」しかメタ情報化できなかったのに「構造化データ」を使えば次のような情報を送信することができます。

「タイトル」「要約」「記事のURL」「筆者名」「筆者のSNSアカウント」「筆者の肩書き」「記事公開日」「記事更新日」「サムネイル画像」など。

主要なものだけでこれだけメタ情報化できます。「タイトル」と「要約」だけしかなかったころに比べると実にたくさんの情報を扱えるようになったことがわかると思います。

イメージはです。

利用シーン使用する構造化データ格納できる情報
イラストを掲載したページImageObject作者やライセンスなどの情報
自社製品を紹介するページProduct価格や在庫状況
何かをレビューするページReview対象商品、星、レビューした人など
プロフィールページProfilePage名前、役職、SNSアカウントなど
お店のHPLocalBusiness住所、業種、営業時間、電話番号など

扱える量が桁違い!

お話

視点を変えてGoogleから見た「構造化データ」を見てみましょう。

「タイトルタグ」、「メタディスクリプション」のない時代

「タイトルタグ」、「メタディスクリプション」時代

「構造化データ」がない時代

「構造化データ」時代

昔のGoogleの検索結果は「記事タイトル」と「説明文」のみのシンプルな構成でした。そのため各サイトはそれに該当するメタ情報「タイトルタグ」と「メタディスクリプション」を設置していればよかったです。

現在のGoogle

時は進んで現在のGoogle

「構造化データ」を使うメリット

構造化データを使うとこんないいことがあります!

構造化データを使うメリット その1:検索結果に目立つデザインで表示される(リッチリザルト)!

構造化データを導入するメリットのほとんどがこれといっても過言ではないでしょう!

全ての構造化データの規格のうち いくつかはGoogleに特別指定されています。それらの構造化データを使うとGoogleの検索結果画面【通称:SERPs(Search Engine Result Pages)】に目立つデザインとして表示されます!(これらの目立つデザインのことを"リッチリザルト"と呼びます)

特別な構造化データを使った場合...→SERPsでリッチリザルトとして表示される!

例えば、一番わかりやすいところでいうと階層です。カテゴリー名などそのページがどこに位置しているかが表示されるこの部分は"パンくずリスト"という特別な構造化データを使うことで表示されています。

また、"クチコミ抜粋"という特別な構造化データを使うとこのように星マークのリッチリザルトとして表示されます。

「構造化データがSEO対策になる」と言われているのはこういう理由からです。つまり、リッチリザルト付きで表示されると目立つ→クリックの増加が期待できる!

全ての構造化データ

リッチリザルト指定の構造化データ

  • 記事
  • パンくずリスト
  • よくある質問
  • 画像メタデータ
  • ローカルビジネス
  • 組織
  • 商品
  • プロフィールページ
  • レシピ
  • クチコミ抜粋

全てのリッチリザルト指定の構造化データを見る

リッチリザルト非対応の構造化データ

構造化データを使えば必ずリッチリザルトで表示されるわけではないことに留意。

構造化データを使うメリット その2:著者情報を添えられる!

構造化データではページに著者情報を添えることができます。著者情報を重要視するGoogleにアピールする機会を得られます。

構造化データを使うメリット その3:検索結果の齟齬が減る!

自分のサイトがGoogleの検索結果に掲載されるとき、今まではこちらが意図せぬ表示のされかたをされるときがありました。これはGoogleがサイトのあちらこちらから情報を拾ってくるため起きる現象でした。構造化データを使えばGoogleに新たな判断材料を提供することができます。そうすることで表示される情報がこちらの意図したものに変わる可能がでてきます(100%変わるわけではない)。


以上、構造化データとは何かについての説明でした。

構造化データが表示されるのを見てみよう!

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