AFFINGER6、構造化データの基本設定をしてみよう!
「構造化データ」とは いわば最新のSEO対策!ページのデータを表にまとめてページに付与する技術のことです。この技術を使えば、検索結果画面であなたのサイトが表示されるとき特別なデザインで表示(リッチリザルト)してくれます。また、構造化データは詳しい著者情報も付与できることから"E-A-T"対策になると言う人もいます。【詳しくはこちらの記事で解説しています(サイトのSEO対策「構造化データ」とは何か?)】
これらが構造化データを導入するメリットです。特に理由がなければ導入することをお勧めします。
AFFINGER6は基本的な構造化データに対応しており、手軽に構造化データを出力することができます。出力 自体は簡単なんですが、各データの設定場所がわかりにくいです。そこでこの記事では【構造化データの出力方法】そして【データの設定方法】について紹介します。
構造化データを正しく設定してライバルに差を付けましょう!
準備:構造化データ検証方法
まず最初に構造化データの検証方法について紹介しておきます(今後よく使うことになるので最初に紹介します)。
構造化データの検証はウェブ上で簡単に行えます。一番有名なサイトは"スキーマ マークアップ検証ツール"です(構造化データ界隈でよく紹介されるサイト。AFFINGERの公式マニュアルにも載っている)。今後このツールを使って解説していきます。
"スキーマ マークアップ検証ツール"の使い方
"スキーマ マークアップ検証ツール"の使い方はとても簡単です!

次のURLから"スキーマ マークアップ検証ツール"のサイトへ移動してください。
スキーマ マークアップ検証ツール(https://validator.schema.org/)

使い方はこんな流れです↓。
画面右上にある新しいテストを実行ボタンを押す → 空欄にページのURLを入力 → テストを実行。これだけ!
構造化データが正しく検出されれば検出された構造化データが表示されます。
練習
試しに現時点(構造化データが未設定の場合)の検証をしてみましょう。あなたのサイトの投稿ページを開いてください(トップページや固定ページではなく投稿ページ)。空欄にページのURLを入力しテストを実行を押します。

現時点ではhentryとBreadcrumbList(パンくずリスト)というものが検出されるはずです。
"BreadcrumbList(パンくずリスト)"は階層を表す重要な構造化データです
"hentry"は構造化データとは別物なのでここでは触れません
初期状態で出力される構造化データは"BreadcrumbList"(パンくずリスト)だけということですね。
ここから他の種類の構造化データを追加していきます。
構造化データの基本設定
それではここから構造化データの設定を行っていきます。まずは構造化データ機能の設定をオンにします。
構造化データ機能の設定場所は次の場所です。

ここで設定を行います。当サイトでは次の設定をおすすめします。
おすすめ設定!
- Webサイト情報を出力する→チェック推奨
- 投稿・固定ページで記事(著者)情報を出力する→チェック必須
- 投稿・固定ページでコメント情報を出力する→どちらでもOK
- 表示する管理者IDの変更→現在のログインユーザーのid(半角数字)を入力("1"の場合、省略可)
1つずつ解説していきます。
Webサイト情報を出力する
Webサイト情報を出力するにチェックを入れると全てのページに"WebSite"という「サイトの全体情報の構造化データ」が出力されます。これはリッチリザルト非対応ですがサイト全体の情報はとても重要な情報なのでチェックを入れることをお勧めします。
投稿・固定ページで記事(著者)情報を出力する
投稿・固定ページで記事(著者)情報を出力するにチェックを入れると投稿ページと固定ページに"Article"という「記事情報をまとめた構造化データ」が出力されます。これはリッチリザルトに対応したとても重要な構造化データです。必ずチェックを入れてください。
投稿・固定ページでコメント情報を出力する
投稿・固定ページでコメント情報を出力するにチェックを入れると記事に寄せられたコメントの情報が構造化データとして出力されます(リッチリザルト非対応)。コメントがあまり来ないようなサイトはチェックを入れなくて大丈夫でしょう(コメント欄を閉じている場合も)。反対にコメントがたくさん来るようなサイトならチェックを入れるといいかもしれません。ここは特に神経質にならなくて大丈夫です。
表示する管理者IDの変更
最後に表示する管理者IDの変更の設定です。サイトの管理者(偉い人)を指定します。空欄に※現在のログインユーザーのidは「○」です。の○の数字を入力します(半角英数字で)。"1"と書かれている場合は省略可能です。
設定が終わったらSaveボタンを押します。これで構造化データが出力されるようになりました!
構造化データが出力されたか確認する!
構造化データがきちんと出力されたか確認してみましょう。
先ほどのように"スキーマ マークアップ検証ツール"で任意の投稿ページを検証します(新しいテストを実行→記事ページのURLを入力→テストを実行)。
このように"Article"と"WebSite"が新たに検出されれば設定成功です!

"Article"は記事のデータ、"WebSite"はサイトのデータです
コメント情報をオンにした場合、コメント情報はArticleの中に出力されます
これで構造化データの設定の第一段階は完了です。
残りは後日 紹介します。